バイクパーツメッキ加工履歴

VT250のインナーチューブはトップの 方に三叉が嵌るCクリップ溝があるのでメッキ 厚を考慮し旋盤でCクリップ溝を切り込んでおく。 そしてインナーチューブのトップボルトが嵌る 内ネジに研磨用の治具をネジ込み、旋盤にて 両センター「面取り」を60度で加工。 その両センターを芯に円筒研削盤にて点サビ が無くなるまで真円に下研磨加工、また下研磨 で削った-0.6mm以上に硬質クロムめっきを 肉盛り、再度、円筒研削盤で仕上げ研磨を行う。仕上がり寸法36.96〜94mm. 最終仕上げは鏡面サイザル仕上げまで

ロッカーアームシャフトの材質が硬い 為、ネジ側にはナットを這わせ、そして ナット側に60度にてセンター加工を施し、 頭側はチャッキングし研磨加工を施します。 円筒研削盤で摩耗が無くなるまでアンダー カット、また削った「-0.3mm」分以上に 硬質クロムメッキを肉盛り、再度、円筒 研削盤でスタンダードサイズに研磨加工。 仕上がり寸法軸受部φ12.687mm 最終仕上げは、全ヶ所ラッピング仕上げ

カムシャフトの両側面に研磨加工用の センター加工を施します。 そして円筒研削盤で段付き摩耗した軸受部 をアンダーカット、また削った「-0.3mm」 分以上に硬質クロムメッキを肉盛り、再度、 円筒研削盤でスタンダードサイズに研磨加工。仕上がり寸法軸受部φ21.99〜98mm 最終仕上げは、全ヶ所ラッピング仕上げ

インナーチューブのトップボルトが 嵌る内ネジに研磨用の治具をネジ込み、 旋盤にて両センター「面取り」を60度で加工。 その両センターを芯に円筒研削盤にて傷や 点サビが無くなるまで真円に下研磨加工、 また下研磨で削った「-0.6mm」以上に 硬質クロムメッキを肉盛り、再度、円筒研削盤 で仕上げ研磨を行う。 仕上がり寸法φ34.94〜96mm. 最終仕上げは鏡面サイザル仕上げまで。

①②④⑤φ22.97mmに研磨加工。 ③φ29.94mmに研磨加工。

シフトフォークの摩耗部がフラットに なるまでグラインダー研磨。 また研磨後は表面をバフ研磨で整える。 そしてサージェント浴にて「50〜200μ」 硬質クロムメッキ肉盛り、仕上げはバフ研摩で仕上げる

クランクシャフトの両側面に研磨加工 用のセンター加工。 両センター加工後は、円筒研削盤にて摩耗が 無くなるまで真円に下研磨加工、また下研 磨加工で削った-0.2mm分以上に硬質クロム メッキを肉盛り、再度、円筒研削盤で仕上げ 研磨を行う。仕上がり寸法φ22.19mm 最終仕上げは鏡面仕上げまで行う

インナーチューブのトップボルトが 嵌る内ネジに研磨用の治具をネジ込み、 旋盤にて両センター「面取り」を60度で加工。 その両センターを芯に円筒研削盤にて膨れ 点サビが無くなるまで真円に下研磨加工、 また下研磨で削った「-1mm 1.4mm」以上に 硬質クロムメッキを肉盛り、再度、円筒研削盤 で仕上げ研磨を行う。 仕上がり寸法φ26.96〜94mm. 最終仕上げは鏡面サイザル仕上げまで

同じ高さの2番目ピンで芯だし、そして その芯で3番ピンをアンダーカット。 またアンダーカットで削った「-0.45mm」 以上に硬質クロムメッキで肉盛り、再度、 2番ピンの芯で3番ピンをSTDサイズに仕上げ 研磨加工。仕上がり寸法φ29.995±0.005 耐摩耗性の向上として全ヶ所ラッピング仕上げまで

ロッカーアーム、スリッパー面の旧メッキ 層を電気分解によるメッキ剥離。また剥離後は、 スリッパー面の表面をバフ研磨で整える。 そしてサージェント浴にて「110μ 160μ」 硬質クロムメッキ肉盛り、仕上げはバフ研摩で仕上げる